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2019年3月26日2 分

今年も味噌仕込み

先日遅めの味噌仕込みを行いました。

今回は奄美大島の塩「打田原の真塩」を使用。

奄美の海水を自然ろ過した後、薪で煮詰めた手作業で作られたお塩です。

打田原のマシュ 製造過程

このお塩、塩味がまろやかで甘みやミネラルの味が多く、とても食材の味がひきたちます。蒸し野菜などシンプルな調理法ほど美味しく感じるお塩なので、料理の手間も楽になります。私個人の味覚調べですが(笑)

スーパーなどで売られているお塩をイオン膜を通して作ったお塩ですが、大量に作れる分、このイオン膜に塩のミネラル、カルシウム分がくっついてしまい、出来上がったお塩のミネラル分は少なくなってしまいます。

平釜など煮詰めたお塩はそういった膜を通さない分、海水の栄養分そのものを含みやすいとされています。

上のリンク先の製造風景を見ていただいてもわかる通り、とても手間暇がかかるため、今そういった製法をされている方はとても少なくなってきました。

その中で打田原の真塩は大変貴重なお塩となっています。

生命が誕生には海のミネラルなしではできないくらい、私達の身体作りに大切なものです。

これから海のことで気にかけないといけないのは、マイクロプラスチック問題。

海に流れたプラスチックが時間をかけて劣化し、目に見えない小さな欠片となったものが魚や生き物、そして私達の身体にも入り悪影響を及ぼすのではないかといわれる問題です。

この問題はニュースで取り上げられたのは去年頃からですが、実はもっと数年前から言われてきたこの問題。

海は人間が蓋をしたいもの、見たくないものを黙々と長い年月、受けて入れてくれているわけですが、目を逸らしていたことをちゃんと見ないといけない時期にさしかかっているのかもしれません。

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