京都市立美術館のダリ展はよく聞くのですが、三条でしていたダリの版画展に行かれた話はあまり聞きません。
タイミングよく両方行けたのですが、私はダントツで版画展の方がよかったです。
ダリ展の方は個人的に好きな絵画が来ておらず、ダリがもっとも勢いにのっていた時代の絵画の数がとても少ないのでした。有名な絵も少なく、小さい作品が多かったような。
数年前にダリ生誕100周年?の展示を見ただけに物足りない展示なのでした。
絵画よりもイラストが多かったです。イラストはイラストでとても良いのですが、シュルレアリズムの絵画をがっつり見たかったので。残念だったのはミュージアムショップ。
これまた種類が少なく、ダリらしい面白い商品も無くて残念でした。
しかし版画展、こちらは個人的にダリの意欲が籠ったものが多いような気がします。ダンテの神曲については色々なダリのモチーフ、技巧がたくさん使われていて見ごたえのある展示でした。
コラージュを使った作品もあったりと、コラージュ好き、ダリ好きにはかなりくすぐられる作品が多かったです。展示の画集も買ってしまいました。
そして今読んでいるのはダリの愛人?お気に入り?だったアマンダ・リアの著書『ダリ 異質の愛』
ダリが年老いてきた頃、身近にいた人物からの視点。
これでしばらく家でもダリ三昧です。