先日、西宮北口にある芸術文化センターで行われたブルガリアンボイスのコンサートへ行ってきました。
ブルガリアの民謡は高校生の時から友人と好きになり、度々聴いています。
その高校時代の友人と聴きにいけたので色々その頃を二人で思い出しながらの、なんとも懐かしい時間にもなりました。
その友人とはよく会うのですが、音楽を聴くことで当時の頃を鮮明に思い出す感じに音楽の力を感じました。
ブルガリアの民謡は声のパートが複数あり色んな高さの声が重なり合って独特のメロディーやハーモニーが生まれてとても美しい、でもどこか切なく懐かしい音楽に聴こえます。グレゴリオ聖歌を感じるようなハーモニーもありますが、宗教ではなく、人々の生活に基づいた歌です。
民謡なので歌の内容も村の女の子のお話や、気を付けなさいよ。というような注意を促すものも。民族が生き続ける神話の役割もあると思われます。
歌いながら各々が顔を見合わせながらにこにこ歌われる姿はとても可愛らしくて、なんだかほっとする温かさがありました。
歌の内容も作物が不作で嘆いている内容など、どこか切ないお話もちらほらあります。
声の組み合わさったその音楽はどこか切ないのです。牧歌的でもあります。
ブルガリアに行くことは早々無いので生でブルガリアンボイスを聴ける機会はとても感激でした。皆さん各々の民族衣装を纏っていて、とても美しい!
3階席だったので舞台の皆さんが小さく見えて、お人形さんたちが歌っているようでとても愛らしいお姿。
温かい時間と、改めて生の演奏の音楽の力、癒しを感じたコンサートでした。
芸術文化センターのホールも木でできたとても素晴らしいホールです。とてもお手頃で魅力的な演奏が沢山あるので、お近くの方は一度ぜひ。